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ポリアミド×CNF コンパウンド試作所感

  • n6nomura
  • 3月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月2日

今回、ポリアミド樹脂にカーボンナノファイバー(CNF)を

5%、10%、20%で配合し、二軸押出機にてコンパウンドを実施。


まず前提として、CNFは極めて軽量かつ凝集しやすく

フィード時点でのハンドリング性が挙動に大きく影響する印象だった。


使用設備: 二軸押出機 26㎜ / L/D45

投入方法: メインフィーダー ポリアミド樹脂

      サイドフィーダー CNF


■5%配合

●5%配合では、見た目、流動性ともにポリアミド単体に近い挙動を維持。

・溶融粘度 : トルクやや上昇(軽微) 

・分散性  : 比較的良好(ダマの発生は少ない)

・外観   : 若干の黒味が付与される程度

・成型性  : ほぼ問題なし


※導電性については、まだパーコレーションには届かない印象で

 大きな変化は感じにくい。

 ただし、剛性はわずかに向上している印象となり【少し締まった材料】

 になった感覚。


 【ベース樹脂を崩さず、軽く機能付与する領域】



■10%配合

●10%配合した瞬間に機械挙動に変化。

・まず、トルクが一段上がる。

 スクリューに負荷がかかってきているという手ごたえ。

 一番感じることは、吐出したストランドにて

 「凝集しているカーボンナノファイバーがいる事がわかる】

 ※ここで、テストとして

  ①回転数UP → 一気に粘度が上昇

         → 分散は多少改善

  せん断がかかりすぎている。


※スクリュー構成の改善が必要と感じる。


【配合量としては、良好と思われる。】【導電性付与】



■20%配合

●20%配合でトルク及び表面性に大きな変化。

・スクリューがグッと踏ん張んる感じ。

 トルクが明確に上がり、機械負荷が目に見えてわかるレベル。

 一番明確なのは分散性。

 「明らかに凝集し絡み合っている状態のダマが定期的に発生】

 ※ここで、テストとして

  ①回転数UP → 一気に粘度が上昇

         → 分散は目に見えて良好とはいえない

  せん断がかかりすぎている。


※ストランドも

・表面荒れ

・定期的に脈打ちが発生し吐出が一定ではない

・ストランドカット時に明らかに音の変化あり(硬度UP)

触った感じも樹脂と言うよりは、カーボンの塊を樹脂で

繋いでいるようなイメージ



■やってみた感想

・今回のテストで一番感じたことは

 【10%配合を超えると 配合 というよりは 設計 になる】

 

 5%では素材足しにしただけ。

 10%で調整が必要となる。(スクリュー構成・せん断・分散)

 20%はもうプロセス込みで作る材料


 特にCNF配合の難しい点は、

 ・軽すぎる (供給が難しい)

 ・絡む   (分散が難しい)

 ・効きすぎる(粘度がすぐに上昇)

 この3つが一番の難点と考える。


 ここを攻略する事で高充填も可能と考える。

 スクリュー構成が一番重要



ポリアミドにカーボンナノファイバーの配合テストダイス部分
ポリアミドにカーボンナノファイバーの配合テスト冷却部分
ポリアミドにカーボンナノファイバーの配合テストストランドカット部分
ポリアミドにカーボンナノファイバーの配合テストペレット

 
 
 

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