分散VS分配配合の違い【完全解説】
- n6nomura
- 4月22日
- 読了時間: 2分
更新日:4月23日
「分散」と「分配混合」は、二軸押出やコンパウンドの品質を
左右する【本質的に違う2つの混合メカニズム】です。
混同されがちですが、理解して使い分けるとトラブルの激減&性能安定
に繋がります。
■分散混合(Dispersive Mixing)とは?
●一言で言うと【塊を壊す混合】になり目的は。
・フィラーや顔料の凝集体(ダマ)を破砕
・ナノ、ミクロンレベルまで微細化
※何が起きているのか?
・高せん断力を与える
・粒子同士の結合を物理的に破壊
※具体例
・カーボンブラックの分散
・ガラス繊維束のほぐし
・セラミック粉体の均一化
※不足するとどうなるのか?
・黒点(ゲル)発生
・強度低下
・外観不良(ムラ)
■分配混合(Distributive Mixing)とは?
●一言で言うと【均一に行き渡らせる混合】になり目的は。
・材料を空間的に均一配合
・濃度ムラをなくす
※何が起きているのか?
・流れを分割、合流(ストレッチング)
・低、中せん断での再配置
※具体例
・着色剤の均一化
・添加剤のバラつき防止
・ポリマー同士のブレンド
※不足するとどうなるのか?
・色ムラ
・成分バラつき
・性能の不安定化
■違いを理解する比較表
項目 分散混合 分配混合
・目的 : 塊を壊す 均一に広げる
・主な作用 : 高せん断 流動分配
・対象 : 凝集体 材料全体
・代表例 : フィラー分散 着色、添加剤
・不足時 : ダマ、ゲル ムラ
■超重要ポイント
①【どちらか】ではなく【両方必要】
●実際の混錬では、分散 → 分配の両方が揃って初めて良品
(例)
・分散だけよい : ダマはないが濃度ムラあり
・分配だけよい : 均一だがダマだらけ
②二軸押出機での作り込み
●分散を強める
・ニーディングディスク(高角度)
・高回転
・充満度アップ
●分配を強める
・ミキシングエレメント
・逆ねじ、分流構造
・滞留時間確保
③トラブル原因の見極め
・黒点、異物 → 分散不足
・色ムラ → 分配不足
・強度バラつき → 両方不足






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