単軸押出機VS二軸押出機!正しい使い分け
- n6nomura
- 4月21日
- 読了時間: 2分
【単軸と二軸、結局どっちを使えばよいのか?】
押出加工に関わる現場では、よくある悩みの一つです。
設備投資、試作、量産の判断を間違えると、品質トラブルや
コスト増に直結します。
こちらでは、単軸押出機と二軸押出機の違いを【現場目線】で
わかりやすく解説し、用途ごとの最適な使い分けを紹介します。
■基本構成の違い
●単軸押出機とは
・スクリューが1本
・シンプル構造
・主に【溶かして送る】
※安定供給が得意
●二軸押出機とは
・スクリューが2本(噛み合い)
・混錬、分散が可能
・構成自由度が高い
※混ぜる、分散するのが得意
■性能の違い
項目 単軸 二軸
・混錬性能 : △ ◎
・分散性 : △ ◎
・安定押出 : ◎ 〇
・コスト : ◎ △
・材料対応力 : △ ◎
■使い分けの結論
●単軸を使うべきケース
・すでに配合済の材料
・ペレット → フィルム・シート・成型前加工
・安定して流したい
※【混ぜる必要がない】なら単軸
●二軸を使うべきケース
・フィラー配合(ガラス、アルミナ、カーボン 等)
・添加剤配合
・分散が品質に直結する場合
※【混ぜる、分散する】なら二軸一択
■現場でよくある失敗
×単軸で無理に混ぜようとする
→分散不良、ムラ、物性バラつき発生可能性大
×二軸をただの搬送機として使用する
→コスト無駄&過剰設備
■プロの判断基準
●【品質は分散に依存するか?】
・Yes → 二軸
・No → 単軸
■特殊事例
●こういった場合は例外もあり
例外① : 溶融粘度が数℃で大きく変化する樹脂(LCP等)
は単軸での押出は非常に困難となる。
例外② : 試作段階ではコスト面で二軸の方が安い場合あり
まず、膜にしたい場合及び物性評価のみであれば
二軸の仕様もOK
例外③ : リサイクル素材などのリペレットは素材の熱耐性が非常に
悪い為、温度設定を低く設定しても物理的に前に押出しす
構造の二軸を使用した方が有利となる。
(単軸だとトルク過負荷となる為)






コメント