樹脂+合成紙 二軸押出機でのコンパウンド最適条件
- n6nomura
- 3月23日
- 読了時間: 2分
合成紙は空隙構造をいかに壊さず、均一分散させるかが重要となる。
■基本コンセプト(最重要)
●スクリュー構成のポイントは一言で言うと、
「低せん断×分散重視×滞留短」
通常のフィラー(タルク、炭カル)と同じ攻め方をすると
空隙が潰れて、ただの炭カル入りPPとなります。
■推奨スクリュー構成(ゾーン別)
①フィードゾーン(搬送)
・フルフライト(通常スクリュー)
・ピッチ : 標準~やや広め
※目的
・安定供給(樹脂ペレット主体)
②溶融ゾーン(重要)
●低せん断設計
・30°ニーディング(少量)
・弱いミキシングエレメント
●NG
・45°、60°ニーディング多用
・強圧縮 → 温度上昇 →空隙崩壊
※ポイント
・溶かすだけで、混ぜすぎない
③サイドフィーダー投入(粉砕合成紙投入)
●樹脂が完全に溶融した直後に投入
※理由
・粉砕合成紙を溶融前に投入すると粉砕&構造破壊
・溶融後に「優しく混ぜる」のがベスト
④分散ゾーン(最重要設計)
●推奨構成
・30°ニーディングディスク(短め)
・ミキシングエレメント(分散型:ZMEやSMX系)
・逆ねじ(弱め)を入れるのもあり
※狙い
・分散はさせるが、せん断は上げない
※イメージ
・「ほぐす」感じ
・「叩かない、潰さない」
⑤脱気ゾーン(あればベスト)
・大気 or 真空脱気
※理由
・合成紙由来の空気や揮発分除去
・外観、強度安定
⑥メータリングゾーン(均一化)
・フルフライト
・軽いミキシング1個程度
※目的
・吐出安定
・圧力安定
■NG構成
×強ニーディング連発(45°以上)
×分散を前段でやりすぎ
×高回転(rpm上げすぎ)
×長すぎる滞留
※結果
・空隙消失
・比重上昇
・白さ低下
・物性が普通のフィラー材化
■条件設定(かなり重要)
●回転数
・低~中速(例: 150~3000rpm目安)
●温度
・樹脂の最低限溶融温度(PPなら180~200℃目安)
●L/D
・32~42程度が理想






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