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PEEK樹脂
(ポリエーテルエーテルケトン)

ポリエーテルエーテルケトンとは、スーパーエンジニアリングプラスチックに
分類されるプラスチックの一種です。
ポリエーテルエーテルケトンは非常に優れた物理的特性を持ち、熱に強く
化学的に安定で、機械的に強靭です。
その為、様々な産業分野で使用されており、医療機器・航空宇宙産業・自動車産業
化学産業 等で広く使用されています。


メリット
・耐熱性に優れる
 ポリエーテルエーテルケトンはスーパーエンジニアリングプラスチックの中でも
 特に耐熱性に優れています。
 連続使用温度は260℃程度と言われており、融点は343℃と非常に高いです。
 さらに、熱水やスチームに対しても耐性がある為、スチーム滅菌も可能です。

・機械的特性が高い
 ポリエーテルエーテルケトンは耐薬品性に非常に優れています。
 ほとんどの酸やアルカリ性に耐性を持っていますが、濃硫酸には侵される為
 注意が必要です。
 さらに、高温環境下でもこれらの薬品に耐性を持っている事は特徴の一つです。

・食品安全性が認められている
 ポリエーテルエーテルケトンは日本の食品衛生法や米国FDA(食品薬品局)等の
 規格を満たしており、食品接触用途にも使用できます。

・難燃性に優れている
 ポリエーテルエーテルケトンは燃焼時の発煙や有毒ガスの発生が極めて少ない
 難燃性の素材である事も特徴の一つです。


デメリット
・強度が非常に高い為、切削加工や切断加工が難しい
 ポリエーテルエーテルケトンは機械的強度の高い特長を持つ事が特徴ですが
 それゆえに切削加工や切断加工が難しい事がデメリットとなります。

・コストが高い
 ポリエーテルエーテルケトンは生産コストがかかり作りづらい樹脂の為、
​ コスト面の負担がかかります。

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