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樹脂とは??

合成樹脂(ウィキペディアより)​
​合成樹脂とは、人為的に製造された高分子化合物からなる物質の一種。
合成樹脂から紡糸された繊維合成繊維と呼ばれ、
合成樹脂は可塑性を持つものが多い。
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リサイクル樹脂
リサイクル樹脂とは、衣料品・食品包装材・自動車部品 等の廃棄材の再利用材
となりプラスチックの​リサイクルには大きくわけて3つの手法があります。​

1.マテリアルリサイクル:
  廃プラスチックを溶かし、プラスチック原料や製品に再生する方法。
2.  ケミカルリサイクル   :
  廃プラスチックを化学的に分解して化学原料に再生する方法。
3.  サーマルリサイクル    :
  廃プラスチックを固形燃料にしたり焼却して熱エネルギーとして
  リサイクルする方法
 
​弊社は【1.マテリアルリサイクル】の試作開発加速を行い循環型社会の
実現を目指します。


石油樹脂​​
石油樹脂とは、石油ナフサを熱分解して必要な留分を採取した​後の残った
留分のうち、主としてC₅及びC₉留分から不飽和炭化水素を単離することなく
酸性触媒により固化したものを石油樹脂という。
普通、分子量は3000以下で、オリゴマーの範囲ではある。
石油樹脂は単独で用いられることはなく、ほかの物質と混合して、接着剤・
​塗料・印刷インキ・ゴム添加剤などに利用されている。


​フィルム(ウィキペディアより)
フィルム(フイルム)とは、一般的に合成樹脂・リサイクル樹脂・バイオ樹脂
などの高分子成分などを膜状に成型したものを指す。
素材による区分としては、【フィルム】や【シート】は人工物のうち高分子原料
を主に使用したものを対象とした呼称に当たる。
紙・布などはファイバー状の原料を積層して製造されるものを指して【シート)と
呼称する事はあるが【フィルム】と呼ぶことは非常に稀である。
厚みによる区分としては、日本国内では一般的に200μ以下の厚さを【フィルム】
と称す事が多い。
​それに対しJISの包装用語や欧米では10ミル(=250μ)以下を指す。


熱可塑性樹脂
熱可塑性樹脂とは、加熱すると軟化し、冷却すると効果する性質を持つ
プラスチックの一種です。
この特性により、加熱・成形・再生加工が容易となり加工性に優れている為
幅広い分野で使用されています。
例えば、自動車部品・医療機器・食品容器・OA機器・ 用途 等
あらゆる用途に応用されており、リサイクルも可能である事から、
環境に配慮した素材として注目されています。
熱可塑性樹脂は以下のような特徴を持っております。
①再加工が可能 :何度でも加熱して成形
②軽量で高強度 :金属よりも軽量でありながら、耐久性・強度を維持
③リサイクル可能:環境に配慮した素材で、廃棄後も再利用可能
④耐薬品性   :多くの化学薬品に対する特性があり、腐食・劣化を防ぐ
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熱硬化性樹脂​​
熱硬化性樹脂とは、加熱を行う事で化学的に硬化しその後再熱を行って軟化せず
形状が変わらない特性を持つプラスチックの一種です。
この特性は、高温や過酷な環境下で使用される部品に最適となり、電気絶縁性・
機械的強度・耐薬品性を備えています。
例えば、航空機部品・電気電子部品・自動車部品・工業用接着剤 用途 等
厳しい環境下・条件で使用される素材として重宝されています。
熱硬化性樹脂の最大の特徴は一度硬化すると永久的にその形状を維持できる事です。
これにより衝撃や熱、化学薬品に強く、長寿命の製品に適しています。
熱硬化性樹脂は以下のような特徴を持っております。
①耐熱性    :高温に強く、150℃以上の環境下でも形状をいじできる
         電気部品やエンジン周りの部品など、高温環境で使用可能
②電気絶縁性  :フェノール樹脂やエポキシ樹脂など、特定の熱硬化樹脂は
         電気絶縁性を持ち、電子部品や基盤などに広く利用されます
③耐薬品性   :多くの熱硬化樹脂は、酸やアルカリ、溶剤などの化学薬品に
         対して高い耐性を持ち腐食や劣化が少ない
④高強度・高硬度:硬化後は非常に高い剛性を持ち、機械的な耐久性を必要と
         する部品に最適です。
         自動車のブレーキパッドや工業用の摩耗部品に使用される


汎用樹脂
汎用樹脂とは、熱可塑性合成樹脂のうち、価格が安く性能が比較的低い
その為に生産量が多く、技術的用途が幅広く存在する樹脂となる。
汎用樹脂にはいくつかの種類があり、中でも生産量が多い以下の樹脂は
4大汎用樹脂と呼ばれます。

①PE樹脂 (ポリエチレン(高密度ポリエチレン・低密度ポリエチレン))
②PP樹脂 (ポリプロピレン)
③PS樹脂 (ポリスチレン)
④PVC樹脂(ポリ塩化ビニル)


汎用樹脂は安価に生産でき、成型加工性が良好である上、100℃近い
耐熱性​を持つ事が特徴です。


エンジニアリングプラスチック
​エンジニアリングプラスチックとは、明確は定義はありませんが一般的に
100℃以上の耐熱性を持つプラスチックは汎用エンジニアリングプラスチック
と呼ばれています。
別名、エンジニアリング樹脂と呼ばれるものです。
いくつかの種類はありますが、いずれも強度に優れており、主に自動車・電子機器
の部品に多用されている。
エンジニアプラスチックを分類する際には、用途の分類と、分子構造による
分類があります。
分子構造によって分類する場合は結晶性樹脂と非結晶性樹脂に分けられます。
結晶性樹脂は、ヒモ状の分子が規則的に並ぶ構造を持っているタイプとなり
非結晶性樹脂の分子には規則的な並びがなく、不規則に絡まっています。
5大汎用エンジニアリングプラスチックは、汎用エンジニアリングプラスチック
の中でも約9割を占めると言われます。

①PA樹脂   (ポリアミド)
②PC樹脂   (ポリカーボネート)
③m-PPE樹脂 (変性ポリフェニレンエーテル)
④PBT樹脂       (ポリブチレンテレフタレート)
​​⑤PET樹脂   (ポリエチレンテレフタレート)


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スーパーエンジニアリングプラスチック
スーパーエンジニアリングプラスチックとは、合成樹脂の中で最も機能性が高く
金属の代替素材として使用される事も多く様々な分野への応用が期待される
プラスチック素材です。
エンジニアリングプラスチックよりも耐熱性があり、150℃以上の耐熱性を持つ
プラスチックは汎用エンジニアリングプラスチックと呼ばれています。
耐熱性だけでなく、機械的強度はもちろん、耐薬品性・寸法安定性・生体適合性
などに優れたプラスチックとなり、ICソケット・コネクター・スイッチ・時計
プリント基板・航空機内装 等幅広い用途に使用されております。

①PPS樹脂  (ポリフェニレンスルフィド)
②PSU樹脂  (ポリサルフォン)
③PPSU樹脂  (ポリフェニルスルホン)
④PES樹脂  (ポリエーテルスルホン)
⑤PEI樹脂   (ポリエーテルイミド)
⑥LCP樹脂    (液晶ポリマー)
⑦PEEK樹脂  (ポリエーテルエーテルケトン)
⑧TPI樹脂   (熱可塑性ポリイミド)

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​バイオプラスチック
バイオプラスチックとは、微生物によって生分解される「生分解性プラスチック」
及びバイオマスを原料に製造される「バイオマスプラスチック」の総称である、
とされています。
バイオプラスチックは、以下のようなプラスチックが抱える問題の改善に
貢献すると期待されています。​

バイオプラスチックの種類
前述したとおり、バイオプラスチックには「生分解性」と「非生分解性」の
2種類があります。 それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
生分解性と非生分解性の違いとは 生分解性とは、自然界にいる微生物の
働きで分解される性質を指し、非生分解性は微生物の力では分解されない事
を意味しています。
微生物の働きによって分解されるかどうかがポイントとなる。

生分解性プラスチック
生分解性プラスチックとは、微生物によって分解されるプラスチックの事で、
最終的には水と二酸化炭素にまで分解されて自然界に循環されます。
埋め立てられた場合も水と二酸化炭素になるため、ごみとして溜まることのない
プラスチックです。
生分解性プラスチックにはバイオマス由来のものだけでなく、
石油由来も含まれます。
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凝固点
凝固点とは、液体が凝固し固化する温度の事を言います。
相転移点の一種である。ヒステリシスがない場合には融点と一致する。


融点
融点とは、個体が融解し液体になる時の温度の事を言います。
ヒステリシスがない場合は凝固点と一致する。
熱的に不安定な物質は融点と共に分解反応が生じる場合もある。
その場合の温度は分解点と呼ばれる場合があり、融点(分解)と
併記される事がある。


軟化点
軟化点とは、ガラスや樹脂などの物質の温度が上昇し、変形し始める時​
の温度の事を言います。
融点は(完全に液体になった状態の温度)の事を言いますが、工業的には
完全に液体になる温度よりも軟化して変形し始める温度である軟化点を
よく使用します。
実際、軟化し始めたら機能を満たさないケースが多く、軟化し始めたか
どうかに注目する事が多いです。
ホットメルト接着剤は軟化点より高い温度に温め、軟化した状態で加工
(接着)します。
軟化点が高いと耐熱性に優れていると言えますが、ホットメルトのように
軟化点以上の温度で機能を満たす場合は、生産加工現場で高温にしなければ
いけない為、作業性は悪くなります。
逆に軟化点が低い場合は、ホットメルトのような用途では作業性が良く
なりますが、わずかに温度が上がっただけで軟化してしまうので、製品への
品質問題などで採用するのが難しいと言えます。


​ガラス転移点
樹脂はある温度以上になると分子が運動しやすくなり、軟質のゴム状
になります。
逆に冷えると分子の運動が制限されるので、硬質のガラス状態になります。
このガラス状態になる温度の事をガラス転移点と言います。
融点は完全に融ける温度を意味しますが、ガラス転移点は物質が変化する
温度を指し、見た目には変化を感じないことが多いです。
ガラス転移点を持つ物質は、合成樹脂・天然ゴム 等の高分子、ガラス
などがあります。
ガラス転移点が高ければ高いほど、耐熱性が良いと言えますが、耐熱温度
(ガラス転移点とも限りません)ガラス転移点を超えてもすぐにドロドロに
なるわけではなく、要求されるスペックによっては使用する事も可能です。


結晶性樹脂
結晶性樹脂とは、樹脂の温度が低下する毎に分子運動がゆっくりと収まり
樹脂の温度が結晶化温度(Tc)まで低下し固化したときに、
【分子が規則的に並んだ結晶部分】を持つものです。
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非晶性樹脂
非晶性樹脂とは、樹脂の温度が結晶化温度(Tc)まで下がった時
​分子が結晶部分を持たず不規則に絡み合ったまま固化する樹脂を指します。​​

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