top of page
プラズマ処理・プラズマ表面処理

​プラズマ処理

プラズマ表面処理(親水性付与)

プラズマ表面処理とは、その名の通り【プラズマ】を利用して表面処理
を行う技術です。
一括りにプラズマ処理と言っても処理方法には種類があり、使用するガス
により効果が変化します。
プラズマ処理にの代表的な特徴としては2つ。
1つ目は、プラズマ化させるガスの多様性です。
具体的には酸素・窒素・ヘリウム 等、プラズマ処理に粥用出来るガスは
多種ありますが、ガス種の組み合わせによりプラズマの化学的な性質を
変化させれるので、基材の性質や与えたい機能に応じて選定可能です。
2つ目は、基材に与えるダメージが少ない事です。
プラズマがガス状態である為、基材のごくわずかな厚みに対して多様な
機能を与えられます。
例えば、湿式の表面処理の場合、処理に使用する液体が基材の表面に
残存すると、基材内部にまで化学的作用を及ぼす恐れがあります。
プラズマ処理は乾式の為、基材内部の性質を損なわず表面改質が可能です。


効果
①親水性
親水性とは、水になじみやすくなる事を指します。
ガラス表面に親水処理をする場合、酸素(O2)プラズマをガラスの
​表面に照射します。
​固体表面と液体との濡れ性を評価する【接触角】を測定すると処理前
との接触角が大きく改善された状態となります。


②接着性改善
プラズマ照射する事で、樹脂+樹脂・樹脂+金属との接着性を高める
効果がございます。
プラズマガスが基材表面と反応する事で、表面に親水性の官能基が
形成され、接着剤との親和性を高めます。
また表面に微細な凹凸が形成される事で、接着面積を増加させ接着性が
向上する効果を発揮します。

​​
③洗浄
プラズマ照射を行う事で、金属やガラス表面の有機物を除去する事が可能。
プラズマ中で発生した酸素ラジカルが、基材表面の有機汚染物の炭素原子
​と反応して、CO2の形態で除去される事で、洗浄効果を発揮します。

プラズマ表面処理・親水性
プラズマ表面処理・密着性
N.6株式会社 ロゴ
bottom of page