スクリュー回転数と滞留時間の関係!品質を左右する最重要パラメータを徹底解説
- n6nomura
- 5月1日
- 読了時間: 2分
現場では、
「とりあえず回転数を上げる」
「滞留を減らしたいから早く回す」
といった判断が良く行われます。
しかし、スクリュー回転数と滞留時間の関係を正しく理解していないと
・焼け(ゲル化)
・分散不良
・物性低下
といった、トラブルを引き起こす原因となります。
本記事では、スクリュー回転数と滞留時間の基本関係から
実務での艇的な考え方までをわかりやすく解説します。
■詳細説明
①滞留時間とは何か?
・材料が押出機内に滞在する時間
・計算イメージ(滞留時間≒充填量÷吐出量)
※ポイントとして、【長い=悪】【短い=良い】ではない
②スクリュー回転数との基本関係
・回転数↑ ⇒ 吐出量↑ ⇒ 滞留時間↓ (一般的傾向)
・回転数↓ ⇒ 吐出量↓ ⇒ 滞留時間↑
※【単純比例ではない】、理由としては
・充填率が変わる
・スリップが発生する
・フィード量とのバランス依存
③回転数を上げた時のメリット、デメリット
●メリット
・滞留短縮 ⇒ 焼け防止
・生産性向上
・分散改善(せん断増加)
●デメリット
・せん断発熱↑ ⇒ 熱劣化リスク
・空転気味 ⇒ 混錬不足になるケース
・フィード追従しないと逆に不安定
※ここ重要です【回せばいいわけではない!!】
④回転数を下げた時の影響
・滞留時間↑ ⇒ 熱履歴増加
・焼け、ゲル発生のリスク
・分散はよくなる場合もある(じっくり混ざる)
※つまり、【混ざるが劣化する領域がある】
⑤最適化の考え方
●単純に回転数だけで考えない
最適化はこの3セットで考える!!
・スクリュー回転数
・フィード量
・スクリュー構成
※【滞留時間は結果であって操作変数ではない】
⑥よくある失敗パターン
・回転数だけ上げてフィード不足 ⇒ 空転 ⇒ 分散不良
・焼け対策で回転数UP ⇒ 温度上昇で逆効果
・滞留を嫌って高速運転 ⇒ 未溶融
スクリュー回転数と滞留時間は密接に関係していますが
単純に【速い=良い】【遅い=悪い】ではありません。
重要なのは、
・滞留時間を結果としてとらえる事
・回転数、フィード、せん断設計をセットで考える事
最適な条件設定を行うことで
・焼け防止
・分散向上
・安定生産
を同時に実現する事が可能となります。
弊社では、条件設計から試作データ取得まで一貫して対応しており
最適な回転数、滞留時間のご提案が可能です。
量産トラブルや条件最適化でお困りの際は、ぜひご相談ください。






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