二軸押出機におけるブレーカプレートの役割と重要性を徹底解説!!
- n6nomura
- 4月17日
- 読了時間: 3分
二軸押出機のコンパウンド工程において
ブレーカープレート(Breker Plate)は見た目は地味ですが
品質を安定させる要の部品です。
ブレーカープレートの役割と重要性をわかりやすく解説します。
■ブレーカープレートとは?
●押出機のスクリュー先端とダイの間に設置される
多数の穴が開いた金属プレートです。
多くの場合【スクリーンメッシュ(フィルター)】とセットで使用されます。
役割①: 流れを整える(最重要)
●二軸押出機では、スクリューによって材料は回転しながら
前進しています。
しかしこのままダイに入ると
・流れが回転方向に偏る(スワール流)
・吐出が不安定
・製品形状が乱れる
こういった不具合が発生。 ブレーカープレートを設置することで
→回転流 → 直線的な流れに変換
→流速を均一化
→ダイへの安定供給
ストランド、フィルム、異形押出すべてで最重要となる。
役割②: 圧力を作る(バックプレッシャー)
●ブレーカープレートは意図的に流れ抵抗を作ります。
なぜ必要なのか?→圧力が不足すると?
・分散不良(フィラーがダマになる)
・未溶融(ゲル発生)
・物性バラつき
こういった不具合が発生。 ブレーカープレートを設置することで
→スクリュー内の圧力が上昇
→混錬性能アップ
・分散、分配の向上
特に、フィラー高充填(タルク、ガラス繊維、セラミック)
及びリサイクル材では効果が顕著。
役割③: 異物除去(フィルター機能)
●スクリーンメッシュと組み合わせることで
・異物(焼け、金属粉、未溶融)
・リサイクル由来のコンタミ
をキャッチし品質トラブル防止に直結。
役割④: 圧力、温度の安定化
●ブレーカープレートがある事で
・圧力の脈動を抑制
・温度ムラ低減
・吐出量の安定
その結果
→外観安定
→寸法精度向上
→不良率低減
■重要性(ないとどうなるの?)
●もしブレーカープレートが無い、または不適切だと
・ペレット形状のバラつき
・フィルム形状の厚みムラ
・フィラー分散不良
・黒点、ゲルの発生
・圧力不安定 → ライン停止
※【混錬が出来ているのに品質がでない】場合はここを疑う!
■設計、運用でのポイント
①穴径、開口率
・小さい: → 圧力UP / 分散UP / 詰まりやすい
・大きい: → 圧力down / 分散低下 / 流れやすい
②スクリーンメッシュ構成
・粗目 → 中目 → 細目
※段階的に捕捉+圧力安定
③詰まり管理
・圧力上昇=交換タイミング
※放置すると
・焼け
・流量低下
・スクリュー負担
④材料毎の最適化
・リサイクル材 : 細かめ
・高充填 : 圧力保持重視
・熱に弱い樹脂 : 抵抗上げすぎは注意
■まとめ
●ブレーカープレートは単なるいたっではない!
特に二軸押出機では
・分散性を引き出す
・品質を安定させる
・トラブルを未然に防ぐ
という意味で、スクリュー設計と同じぐらい重要です。






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